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電車の中での物語
評価:
有川 浩
幻冬舎
コメント:電車で綴られる日常と恋模様

「阪急電車」 有川浩(著) 幻冬舎
 
阪急電車今津線を舞台にした、オムニバス形式の小説。
電車に乗る人・降りる人。見かける人・一緒に乗った人
その時だけのそれぞれの思いを乗せて電車はいつもの街を走る―


有川先生の真骨頂である作品ではないかと。
もちろん恋愛がメイン軸なのですが、電車で出会うさまざまな人とドラマ。
通りすがりの人の一言に救われたり、自身を振り返ったりしながら話は流れていきます。章のタイトルが駅名になっており、それぞれの駅を繋ぎながら主観は変わりながらお話は進みます。

私は中でも、時江さんが好きです。
老婦人(おばあちゃんとは言いたくないっ!)らしい立ち居振る舞いと、ちょっときついけど端々の言葉が格好いいのです。こういった形で年を取って生きたいです。それと翔子さんも好きです。きっと彼女は新しい恋ができると思う。

今津線をご存知の方はもちろん、電車で通勤通学をされている方にはぜひそのシチュエーションで読んで頂きたい作品です。



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